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山口研ブログアクセスランキング2018

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今年も残りわずかになりました。当研究室では27日に研究発表会と忘年会が行われ、28日から冬休みです。今年で3年目。あまりの急増っぷりに毎年いろいろと変えなければならないので、楽しい反面、なかなか大変です。

さて、当研究室ではご存知のとおり、ほぼ全員の学生が研究室のブログで記事を書いています。種類としては3つ。

1つめ:行事や趣味、研究室での出来事など思うがままに配信しています。これは、まだまだ研究結果で有名になるまでは少し時間がかかるのでメンバーを皆に覚えてもらおうということで研究室初年度から続けています。

2つめ:掲載された論文の研究結果と僕のメインプレイヤーに対するコメントを書いて記事にしています。

3つめ:研究室内の抄録会で取り上げた論文をChem-Stationに提供しています。

今回はこれら3つのカテゴリで本年のアクセスランキングを紹介してみましょう。題して、「山口研究室ブログアクセスランキング2018」。

年初に公開した記事が有利ですが、とりあえず年の瀬の締めとして(アクセス数は2018年12月25日現在です)。ちなみに昨年はこちら

ブログアクセスランキングTop5

1位 ChemDrawをいじくり回してみた 2,791views

堂々たる一位は、化学とくに分子を扱った研究に必須のツール「ChemDraw」に関する記事です。武藤講師の記事。完全に一位を取りにねらった記事ですね。正直ChemDrawを使いこなせるかは、効率化の第一歩ですので、皆様読んで時短を狙ってください!

2位 きれいで化学な贈り物。鉱物なんていかがですか。 1,936views

山口研のアルファブロガー久田くんの記事。現在東京大学で大学院生ですが、彼の記事「e-ma のど飴って知ってますか?」は今年だけで12,291views。1年以上経過した今でも、完全に外部の検索でブレイクしe-maのど飴マニアを魅了しています。いやーこれ来年も勝てんのかなあといった状況。今回の記事も自分で集めた鉱物を紹介しており、外部からの人気が高い記事となっています。

3位 2018年度演習配属者決定&歓迎飲み会🍻 1,070 views

今年度当研究室への配属が決まった9名の歓迎飲み会。B4田中くんの記事。今年も激しく楽しい人が集まって何よりです。なぜか最後は当時発売中止となっていたアイスボックスの話になってます笑

4位  山口研の人気試薬ランキング 1,063 views

山口研究室で使用している試薬ランキング。大北くんの3月当時の内容ですので今年はまた順位が変わっているのでしょうか。トリエチルアミンが一位は納得。dcyptの順位が上がっている気がしますが…今年は脱dcyptを狙いところですね!

5位 第6回慶應有機若手シンポジウムに参加しました 970 views

毎年参加している慶応有機若手シンポの記事。B4須藤さんの記事です。本人は途中でいなくなっていますが(笑)、毎年の如く慶応で大暴れしました。

論文アクセスランキングTop3

1位 ベンジルアルコール類の芳香族性を壊す1,233views

M2小松田くんの第一弾。武藤講師手動の研究です。なかなか産みの苦しみでしたが、プルーフオブコンセプトをだせた研究だと思っています。

2位 7人の小人:ヘプタアリールインドールの合成 1,045 views

M2浅子関係の論文。個人的にはかなり好きな論文です。7つのアリール基をもったインドールなんて何に使えるんだろう?入れる手法がないと誰も使えません。

3位 ジベンゾフラン合成:C-H活性化特集号 935 views

今年は、招待論文ばかりでした。嫌な思いをしたのでしばらく招待論文は出しません。M2大北くんが主ですが、みなで仕上げた一論文です。

抄録論文アクセスランキングTop5

1位 超強塩基触媒によるスチレンのアルコール付加反応 4,469views

超強塩基を触媒とするβフェネチルエーテルの合成法が開発された。アルコールが逆マルコフ二コフ型でアリールアルケンに直接付加することでβフェネチルエーテルを効率よく合成できる。

2位 “結び目”をストッパーに使ったロタキサンの形成 4,443views

分子ノットの嵩高さを利用した新規ロタキサンを合成した。末端に分子ノットをストッパーとして形成することで、大環状分子は紐状分子から外れることなく固定される。

3位 ニンニクの主要成分を人工的につくる 4,008 views

ニンニクの主要成分であるアホエンの新規全合成が達成された。酸化条件でオレフィンとスルホキシドを一挙に構築する手法により、簡便かつ短工程なアホエンの大量合成が可能となった。

4位 塩基と酸でヘテロ環サイズを”調節する” 3,897 views

塩基と酸を作用させるだけで環サイズを調節できるユニークな中員環合成手法が報告された。塩基による環拡大反応、酸触媒による環縮小反応により、様々なベンゼン環をもつ含窒素ヘテロ環化合物を合成できる。

5位 酸素を使った触媒的Dess–Martin型酸化 3,865 views

酸素を再酸化剤として用いる触媒的Dess–Martin型酸化が報告された。豊富に存在する酸素を再酸化剤として用いることで環境調和型のプロセスが期待される。

というわけで、3つのカテゴリにおける当研究室のウェブ活動・研鑽について紹介しました。ちなみに今年の研究室HPへのアクセスは354,821views。昨年の1.3倍で、研究室としてはかなりのアクセス数を誇っています。

来年もこのまま続けていきたいと思いますので、以後お見知りおきを。

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山口 潤一郎

教授早稲田大学
趣味はラーメン、マラソン、ダイビング、ウェブサイト運営など。化学の「面白さ」と「可能性」を伝えるために、今後の「可能性」のある学生達に,難解な話でも最後には笑って、「化学って面白いよね!」といえる研究者を目指している。.化学ポータルサイトChem-Station代表兼任。

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