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東北大と武田薬品工業で講演しました

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9月8日に東北大薬学研究科で、9月11日に武田薬品工業で講演をしてきました。

化学系若手研究者セミナー

東北大学は7月に理学研究科で講演しているので今年2度目(記事:東北大学で講演しました2018)。7月の際は対象が学部3年生も含む一般雑誌会で、今回は若手セミナーという数人の講演者が研究などについてお話するスタイル。東北大薬学研究科の若手教員が主催する年間恒例行事で、今回は岩渕研究室の笹野さん(助教)にお招きいただきました。

若手研究者セミナープログラム

 

前回は仙台といえども猛暑でしたが、今回はあいにくの雨だったのが功を奏したのか涼しい。東北医科薬科大学の皆瀬さん、筑波大に栄転した元東北大の吉田さん、そして1年前から北里から東北大に移勤した菅原さんの講演に続き最後に僕が話しました。吉田さんと菅原さんはもともと知っていましたが、皆瀬さんは今回はじめてお会いました。質問も多く素晴らしい講演でした。

いつもながらギリギリで、3名の講演者の発表中にもスライドをつくっているというていたらくぶりでしたが、講演は無事終了。そのご懇親会・2次会・いつもながらのラーメンまで楽しみました。

貴重な講演の機会を頂いた笹野さんおよび東北大薬学研究科の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

武田薬品工業講演会

11日は藤沢の湘南ヘルスイノベーションパークにある武田薬品工業で講演。2016年12月、大阪十三にあった(現在は移転)武田で講演したことはありましたが(記事:武田薬品工業で講演しました)、藤沢は初めて。 大船で電車をおりてタクシーで現地に向かう途中で巨大な研究所が右に見えてきます。今回呼んでいただいたのは、有機合成化学協会の編集委員で仲良くなった、佐々木さん。なんと北大時代に複雑天然物ノルゾアンタミンの全合成を行った人で、僕にとって憧れの人でもありました。

ご招待いただいて訪れた「湘南パーク」の素晴らしさには圧巻です。建物の大きさや最新設備はさることながら、多くのベンチャー企業などが入っているテナントスペースもあり、アメリカのIT系の会社みたい。通路にはビリアード台があったり、おしゃれな休憩スペースがあったり、ここで働くひとはかなりリラックスして研究しているんだろうなと思わせる感じでした(実際はそういう状況ではないかもしれないですが)。数人とディスカッションした後、講演は100名程度。外国人も多いので英語講演です。途中で日本語に変えてケムステの話も交えながら1時間半弱お話させていただきました。

その後は、研究所見学と座談会。そして懇親会も40−50人規模であったためいろいろな研究者と話すことができました。やはりここでも思ったのは世界は狭いこと。いろいろなつながりで成り立っているので、人とのつながりとっても重要です。化学系の所長とは、実は2013年の蓼科会議でディナーをご一緒させていただいていました。二次会(ここからは会社関係ないです)、最後のラーメンまで楽しむことができました。

研究員のレベル・アクティビティの高さが各所でみられました。中途採用や博士課程修了後、ポスドクを経験して今に至る方がほとんどで、研究やその他の談義にも花を咲かせました。いろいろなコラボレーションもはじまりそうな予感がしますので、今後共よろしくお願いいたします。

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山口 潤一郎

教授早稲田大学
趣味はラーメン、マラソン、ダイビング、ウェブサイト運営など。化学の「面白さ」と「可能性」を伝えるために、今後の「可能性」のある学生達に,難解な話でも最後には笑って、「化学って面白いよね!」といえる研究者を目指している。.化学ポータルサイトChem-Station代表兼任。

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