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Scripps留学記 with コロナ Part I

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こんにちは!D2の加藤です。

1月から3ヶ月間アメリカのScripps研究所、Ryan Shenvi研究室に留学してきました。
新型コロナウィルスが猛威を振るう中での短期留学ということで誰かの参考になればと思い留学記を書かせていただきます。(書くのが遅くなってしまってすみません!)
Shenvi先生は反応開発、全合成さらにはケミカルバイオロジーと広く研究を展開されてる若手トップランナーの先生です。潤さんとはBaran研時代の同僚で、早稲田に講演に来てくださったこともあります(研究室配属前で僕は聞けなかったのですが、、)。Shenvi研を選んだ理由は、せっかく留学するなら普段とは違う全合成に挑戦したかったから、また、B4の時から潤さんの留学の話などを聞いていて、スクリプス研究所に強い憧れがあったからです。
Shenvi先生が潤さんの元同僚で、このような社会情勢が難しい状況でも短期留学生を受け付けてくれるのではという思いもありました。笑

留学資金は日本学術振興会の若手研究者海外挑戦プログラムという留学支援制度に採択され、負担してもらいました。滞在費(地域によって異なるが100–140万)と渡航費、必要ならベンチフィーまでを負担してくるという充実しすぎている支援体制なので、留学を考えてる学生は是非応募するべきだと思います。コロナ前は採択率平均20–30%だったのですが、ここ数年はコロナの影響もあって約50%とチャンスも広がってます。

留学前準備

留学前の準備を簡単にまとめておきます。TIPS的な感じで使ってもらえたら。

ビザ取得

コロナ禍だからと言って特別なことは特になかったです。DS-2019という書類を留学先に発行してもらう必要があるため、何よりも最優先で早め早めに進めておくことが大事です。DS-2019を送ってもらったらDS-160の申請フォーム入力、大使館の予約をして面接、ビザ発行という流れです。これもいろんなサイトにありますが予約が埋まっていたり何かの問題で遅れてしまうことがあるそうなので早め早めに。このサイトで大体解決します。

家探し

これは準備し始めるのが遅かったのもあり、渡米3日前くらいにようやく契約することができました。僕はcraigslistというサイトを使って家探ししました。日本人留学生向けのサイトなどもあるそうなので探してみるといいと思います。最初はアパートで一人暮らしするつもりでしたがスクリプスのあるラホヤという地域はめちゃめちゃ家賃が高く、一人暮らしをしようとすると日本円で25万円くらいでした(今はもっとします)。なのでルームシェア先を探して優しそうな中国人ホストの家に決めました。契約時はFacetimeで連絡をとって実際に家の中の設備を見せてもらえたりしたので特に不安はかなり取り除けました。

レンタカー

圧倒的車社会のアメリカでは大都会でもない限り車は絶対にあったほうがいいです。僕はプリウスを500$/月くらいでレンタルしました。

携帯電話

スクリプスからMint-mobileという日本でいう格安SIMみたいなものが送られてきたので僕はSIMフリーのiphoneをレンタルSIMを挿入して使いました。Mint-mobileはたくさんキャンペーンとかやってて、15$/月くらいで使えるのでめっちゃよかったです。アプリが可愛くて使い勝手も良かったのでおすすめです。

いざ渡米!

の前に出国するために必要なコロナ関係の書類を揃える必要がありました。市区町村の役所で発行してもらうワクチン接種証明書(今は携帯でできるらしい)、出国1日前以内のPCR検査の陰性証明書が必須でした。今はまた変わってるかも知れませんが。

全て準備し終え、来たる1月5日、羽田を出発し、シアトル経由で無事サンディエゴ国際空港に到着。コロナの影響からか羽田-シアトル便の座席はスカスカで自分の列には他に誰もいないくらい。9時間のフライトでしたが足を伸ばしてゆったり過ごすことができました。無事に到着したと思ったらここでアクシデントが。預けていた二つの荷物のうち一つがどこを探しても見つかりません。そう、Lost Baggageです。空港の職員に相談してカバンの特徴と電話番号、下宿先の住所を書いて、見つかったら連絡するねと言われました。荷物はその後到着したらしく当日中に連絡が来て宿まで届けてくれました。荷物が見つからなかった時は焦りましたが、これも留学ならではのいい経験?だったと思ってます。

ちなみに入国時の検査や隔離などは、通常通りの入国審査と陰性証明書を見せただけと超適当でした。Part IIで書きますが帰国時は超面倒だったのでアメリカはいいなと不謹慎ながらも思ってしまいました。

空港にはShenvi研の学生が車で迎えに来てくれて、そこからレンタカーショップまで送ってもらい、事前に予約していたプリウスを契約。契約時の保険などは面倒で、話してる内容も何を言ってるかわからなかったので言われるがままにサインなどして契約完了。ぼったくられててもわからなかったと思います。。そこからは一人で下宿先までドライブでした。もちろん右側車線左ハンドルは初めての経験で、Free wayもビュンビュンとばす車ばかりで超怖かったです。なんとか無事に宿に到着し荷ほどきをしたら二つ目のアクシデントが。お土産でもってきてた日本酒の瓶がスーツケースの中で割れてしまい、悲惨なことになっていました。幸い巻いていたタオルが9割型日本酒を吸ってくれていたので被害はそこまで出なかったものの、部屋中に日本酒の匂いが放たれて1週間は消えませんでした。。

アメリカ入国後の隔離などは全くなかったのですが、研究所の決まりで入国後3日以上経ってから研究所内で抗原検査を受け、陰性だったらその2日後に事務と面談をしてやっと入れるという感じでした。この実質隔離期間に生活環境のセットアップや、ドライブの練習がてら近くのビーチやハイキングコースを回りました。やっと研究所に入れたのはアメリカについてからちょうど一週間後でした。Shenvi先生やラボのメンバーに挨拶をしました。後日、潤さんから預かっていたお土産をPhil Baran先生、Jin-Quan Yu先生、Keary Engle先生に届け、写真を撮ってもらいました。みんなフレンドリーでとっても優しかったです。

適当に書きなぐっていたら長くなってしまいました。やっとスクリプスに入れたところですがPart Iはこの辺で。Part IIでは生活環境や研究に関することをまたダラダラと書く予定です。お楽しみに。

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なあなあとサッカーと化学が好き

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