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入門のススメ

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みなさんこんにちは。修士2年の高原知明です。

私の趣味?の一つに”気になったことを知る”というものがありまして、時たま情報源の一つとして興味を持った分野の入門書を図書館や書店で手に入れ、通学時などに読んでます。そんなわけで今回は私がこれまでに読んだ書物をいくつか紹介したいと思います。ここに皆様が知りたいと思っている内容の本があれば、ぜひ手に取ってみてください。

趣旨からもお分かりかと思いますが今回は”本の紹介”という日和った内容なので、そこのとこどうかよろしくお願いします(働き口を見つける活動を数ヶ月行ったため、脳の柔らかい部分が錆びた)。

また、サムネイルは学部生の時の勉強で内容がとても分かり易かった印象の専門書”amazon 入門 固体化学“より引用しました。

1.よいこの君主論

これを初めて手に取ったのは確か中学生の時。当時はマキャベリなんて知る由もなく、ただ表紙が私の趣向とマッチしたため手に取ったのですが、これがもう子供心ながらとっても面白かったです。内容を一言で言うと「小学生が”君主論(マキャベリの著作)”から得た知識を用いて、どのようにクラスの頂点に立ってゆくのか」を、具体例および君主論からの引用を用いて説明している本です。

「給食で休んだ人がいたため余ったデザートの処遇」「夏休みの宿題の対処法」など、小学生時によくあるイベントでの立ち振る舞いにおいて、適切な選択は何か、悪手を取った場合にグループ内の自身の立場にどのような影響をもたらすのか、が懇切丁寧に説明されています。勝敗を決するのは情報。これは古今東西変わりませんね・・・。叶わぬ願いであるとは理解していますが、小学生の彼らが今どんな大人になっているのか、その後日談への関心は本日まで続いています。(つまりそのぐらいキャラが面白いです)

君主論入門という意味でもそうですが、私の中でも結構強烈な読書体験であることと、内容のとっつきやすさから普段読書をされない方でも通読できるのではないかと思い、取り上げさせていただきました。子供がいらっしゃる方は寝る前にこの本の読み聞かせなどすると、将来社会的には偉いとされる人になれるかも知れないですね。最近日本ヤバイみたいな話(二次情報からの判断)しか聞かないので、次世代の子供達の活躍に期待してます。

笑顔の裏では高度な情報戦 ((a)図は”wikipedia パープル暗号” (b)図は”wikipedia エドワード・スノーデン“より引用) (c) 人間間でも国家間でも、情報のセキュリティ技術が勝敗を分ける(これは技術力が低かったケース(笑))

これを読み終えた後はマキャベリが書いた方の君主論も目を通すと、相補的に内容の理解が深まって良いのではないでしょうか。要旨を掴むだけならそんなに難解ではないで、是非一読を。

関係ないですが、岩波文庫の「種蒔く人」の絵(左下の人っぽいの)いいですよね。公式の解釈は知りませんが、文庫を通して”知の種”を人々に蒔いていこうという志が感じられてカッコいいと思います。私が持っているのは講談社のものですが。

図は”amazon 君主論(岩波文庫)“より引用

 

2.大日本帝国の興亡(シリーズ1)

もう7月ということで、そろそろ夏休みがいらっしゃいますね。”遊べるのは学生のうちだけ。今のうち遊んでおけ”みたいな文言を聞いたことがあるのですが、私個人としては「学生の間だけ遊べる人生」なんて勘弁でして、なるたけ沢山したいことしていけたらなと思います。南極とか行ってみたいですね。

図は”wikipedia 南極点“より引用。よりもい

さて、8月といえば太平洋戦争(Pacific War)の終戦記念日があります。テレビの特集や映画などからその過程や結末を知っている方は多いかと思いますが、では「なぜ起きたのか」という点についてはあまり言及されていない、もしくはわずかな前日譚が述べられているだけなような気がします(外務省の職員が寝坊して云々あたり)。このあまり述べられることのない、原因に当たる部位を知りたいと思った方はぜひ、上記画像の「大日本帝国の興亡 暁のZ作戦」を読んでいただけたらと思います。大日本帝国の興亡はシリーズが1巻から5巻まであり、この第1巻は2.26事件から真珠湾攻撃直前までを軍事・外交面の両方で描いています。私も高校時代は世界史を履修していましたが特に外交面でのやり取りは、あまり学校では学べない部分だと読んでいて思いました。太平洋戦争を2.26事件まで遡り、体系立てて学んだ方はそんなに多くないのかな?と思いますので、このブログを読んだのも何かの縁ということで。およそ文庫で400p程度なので、少し頑張れば通しで読めるかと思います。

最近の外交。みなさんとても仲良し???ですね!!! (図は”2019年G20大阪サミット関西推進協力協議会“より引用)

ちなみに2巻以降はどちらかというと各論チックで、個々の出来事を詳しく述べる形式となってゆくため、1巻のような大局面からの記述は減少しますが、臨場感はより増しています。全巻通しだと2000p<となりますが、1巻目を読んでその後が気になれば是非全巻読んでみてください。分量を化学徒にわかりやすく例えるとウォーレン(上)3冊分ぐらいです。

 

3. なんでもわかる キリスト教辞典 & イスラーム基礎講座(図のリンク 前者: “amazon なんでもわかる キリスト教大辞典“,  後者: “amazon イスラーム基礎講座“)

天皇誕生日があったかと思えばクリスマス、さらにそのすぐ後には大晦日と、無宗教的でありながらある意味「宗教のるつぼ」と言える日本ですが、そんな私たちでも、ふと特定の宗教について詳しく知りたくなる時があるかと思います。特にメディアやグローバル化という名の文化の均一化などの影響から、キリスト教とイスラム教については興味がある、教養として知っておきたいという方も多いのではないでしょうか? もちろんネットの海を見渡せばいくらでも情報はありますが、如何せん全体像を掴めるような包括的情報を手に入れるのは中々難しいような気がします。。。

情報の海で溺れゆく現代人

そこで皆様にお勧めしたいのが、上記に挙げた2冊です。詳細は省いちゃいますが、例えば「漫画(違国日記[ヤマシタトモコ著] 面白いのでぜひ)で出てきた救世軍ってなんだろう」「イースターの時にどんちゃん騒ぎしてるけど、そもそもイースターって何?」「イスラム教って他宗教をどう捉えているの?」「アラブの人達って私たちと何か考え方が違うのかな」などなど、皆様がおそらくぼんやりと疑問に思っていたことが、通読すればある程度は解決できるのではと思います。一々ネットで調べるよりは文章の流れで知識を吸収できるので、定着もしやすいかと。情報量が多過ぎてネットにいくらでもネタが転がっているテーマだからこそ、このような本の方がわかりやすいのかなということでオススメしました。個人的な意見ですが、何事も初めからネットのような知識の断片体(いわばデジタルな知識)から学んでゆくよりも、最初に本などから全体を一つとして見渡せるアナログな知識を土台として身につけて、その上でデジタルな知識を足してゆく方が全体像が簡単につかめて楽しいかなあという気がします。

 

4. 図解 ワイン1年生

図は”amazon 図解ワイン一年生“より引用

皆様お酒は好きでしょうか? 私も実は結構好きで、寝酒として夏場はビール、冬場はウィスキーを飲んでます。特にのどごし生とフロムザバレルが味とコスパの両面から好きですね。皆様も思い思いの頻度や量で楽しまれていることかと思いますが、いくつかあるお酒の中でもなんかとっつきにくいものとしてワインが挙げられるかと思います。基本ボトル単位での入手となるので、特にお酒に弱い人にとってはビールやチューハイと比較として手が出にくい、酸化するから開けたら数日中には飲み切らなきゃいけない、コスパが良くないなどいくつか理由があるとは思いますが、少なくとも我々日本人が毎日飲むようなものではないですよね。それがためか他のお酒よりも経験値が少なくなり、「なんか高尚なよくわかんないもの感」が相対的に向上していき、手が出なくなってさらに「とりあえずビールor酎ハイで」というサイクルが出来上がっている方もいるかもしれません。

画像は”Amazon フロム・ザ・バレル“より引用。 私が購入した時より値段上がってますね・・・

「赤ワインは赤くて、白ワインは白い」程度の認識でも十分楽しめるかとは思いますが、この先「(学生間の会話で)俺ワインに詳しいですよ感出してカッコつけたい」「何書いてあるのか全くわからないワインメニューの中から自分好みのものを探したい」などという場面もままあるでしょう。もしそのような場面に向けて準備したいなあという方は、冒頭の「図解 ワイン一年生」を読んでいただけたらと思います。あのゴニョゴニョとミミズみたいな文字が並んでいるワインのラベルに、一体どのような情報が書かれているかといった基本的なところから、皆さんご存知の「カベルネ・ソーヴィニヨン」や「メルロー」といったものや、「グルナッシュ」「カルメネール」といった、探せばどこの酒屋にもあるけど普段の生活では知り得ない品種までの味の特徴などが漫画形式でわかりやすく描かれています。これを読めばレストランでも自身の趣向にあったワイン選びができるようになったり、スーパーや酒屋のワイン売り場が少し時間を潰せる程度には楽しい空間になるのは体験済みです(あくまで個人の体験です)。ちなみに知識の方はつきましたが、肝心の舌のレベルが全くです(笑)。

壁の向こうには知らなかった世界(画像は”Wikipedia ベルリンの壁“より引用)

日常生活で役に立つ知識を身につけたり、ワインの本格的に知りたい方の入門書の入門書としても使える、個人的にとてもいいなと思った本なので、ワインに興味がある方は一度手にとってみてはいかがでしょうか?

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以上、これまで私が読んだ中でオススメの入門書?でした。昨今労働関連の話題がニュースとして取り上げられる機会が多く、その中で今後ご飯を食べてゆくには”自身の市場価値をあげる”、”スペシャリストとして一つの強みを持つ”などが大切という話をビジネス誌やネットニュースなどで見聞きしたことがありました。このような潮流の中ではいわゆる“効率厨”のような生き方が肯定され、無駄は排除されるべきと考えるのは致し方がないのかもしれません。

しかし、せっかく旧石器時代と比較して楽に生きれるように色々変わってきたのに、今の社会でも生存のためにスキルetc.を生きるために必死に身につけなければならないのは、一体何が進歩したのか?と感じてしまう部分があります。生きるためには形は変えども何かしらの努力が必要だということかもしれませんが、せっかくこの世に生を受けたらからには、生きてゆくため・普段の活動のためには一切必要のない知識も興味の赴くまま身につけ、世界を広く知るのも”知を愛し、考える葦である”人間っぽい生き方なのでは?と私は思います。あくまで個人の見解なので、これに対し批判的な人がいたとしてもどうでもいいですがね。

 

冗長性を大事にしていきたいです。

それでは今回はこの辺で。

 

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高原知明
M2。携帯にある迷惑メールの数ならだれにも負けないです。四十七都道府県制覇を目指してます。
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