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ナスフラスコのはなし

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こんにちは。修士1年になりましたガラス器具管理係の星です。

今回はガラス係らしく(?)、ナスフラスコの話をしたいと思います。

 

ナスフラスコを使っていて頻繁に発生するのが、「溶液入れすぎ事件」です。

これの何が事件なのかと言いますと、仮に溢れずに済んだとしてもエバポレーターに接続できないのです。

(エバポレーターに接続するときは結構傾けますので、溶液を入れすぎるとこぼれます)

液面の高さが半分を超えると良くないですね。

 

ところで、ナスフラスコには容積が記されています。

例えば100mLのナスフラスコがありますが、実際これに100mLの溶液を注ぐとどれくらいの高さになるのでしょうか。

100mLナスフラスコだから限界まで入れて100mL?でもそうだとすると実際には100mL注ぐことはできないことになります。

そこで今回は三社の50mLと100mLナスフラスコに水を入れて、どれくらいの高さになるのか比較してみました。

 

東京硝子器械 <Fine>

まずは東京硝子器械が製造しているFineシリーズ。ご覧の通り記されている値は約半分の高さとわかります。

50mLはFineの文字の上端くらい、100mLは意外にもFineの文字より結構下なんですね。

 

三商

お次は三商が製造しているナスフラスコ。SANSYOロゴが特徴的です。

こちらはFineシリーズと違って数字がロゴの下にありますが、高さは大体一緒に見えます。

50mLも100mLも、液面が数字にかぶったら入れすぎのようです。

 

古川理工

最後は古川理工が製造しているナスフラスコ。FRikoのロゴで一目でわかります。

こちらも数字が下にあります。三商のナスフラスコと同じく数字にかぶらないくらいが良さそうです。

 

以上ナスフラスコの容積を比較してみました。個人的には予想より液面が低かったのですが、いかがでしょうか。

くれぐれもナスフラスコに溶液を入れすぎることがないようにしてくださいね!

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D3。ボードゲームやプログラミングなど、頭を使うことが好き。

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