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Purdue大学Mingji Dai研究室留学記

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今年の頭から短期留学でPurdue大学のMingji Dai研究室に行ってきたので留学記を書きたいと思います。

留学の思い出の前にこれから留学へ行く人へのアドバイスがいくつかあります。
1. 当たり前ですがビザ、いろいろな書類の取得は早めにしよう
自分は昨年末に国際学会に参加したためパスポートを大使館に預けることができずビザの取得がギリギリになってしまいかなり焦りました。なので、書類関係、ビザの取得は留学が決まったらできるだけ早めにやったら良いと思います。特にアメリカとは半日近い時差があるためメールは二日に一往復くらいしかできません。予想以上に時間がかかります。Purdueの事務員さんは優秀で直ぐに返信や対応をしてくれたのですがそれでも時間がかかるので他の大学はかなり余裕を持った方が良いと思います。
2. アパートの契約も早めにやろう
慣れない英語でアパート契約をするのはほぼ不可能だと思います。最近はオンライン契約ができるので日本で契約を終わらせて現地で最終手続き、入居の形にしたら良いと思います。オンライン契約なら難しい契約書関係の英語にGoogle翻訳も使えるし、現地でパスポートを見せて電話番号を教えるだけで部屋が借りれました。いろいろな注意事項は何言ってるかわかんないですけどそこは日本と同じでとりあえず分かったフリをしておけば大丈夫です。
これもなかなか重要なのですが地域によっては短期(三ヶ月以内)で借りられるアパートがほとんどないことがあります。Purdueで大学から徒歩圏内では自分は一件しか見つけられませんでした。契約期間も自分で不動産会社や大家とメール交渉が必要なのではやめにやりましょう。自分は動き出しが遅く出発二日前の夜に徹夜をしてなんとか契約しました。
あと可能ならば短期の場合は家具付きが楽だと思います。
3. 準備期間をもって入国した方が良い
到着翌日にアパート入居、午後からラボという予定で行ったのですがその週は床に洋服を敷いて寝ていました。環境が変わったこともあり全然疲れが取れません。二、三日余裕を持って入国して必要最低限の生活環境を整えると良いと思いました。
4. 入国の際に留学書類を手元に持つ
入国審査で留学だというとビザの他にDS等の書類を見せろと言われます。自分はリュックに入れてしまっていたので「お前は留学初めてか、次からは手元に持っておけ」と注意されてしまいました。絶対に預けないように、少なくとも機内持ち込み荷物に入れておきましょう。
5. 夜、早朝は気を付ける
Purdue周辺はアメリカ国内でもかなり治安が良い方なのですが聞くところによると夜中には麻薬の売人やホームレスがうろつくこともあるらしいです。朝早くや夜帰る時に小汚い人に声をかけられることが何回かありました(特にコロナで町から人が減った時)。深夜の出歩きは気をつけましょう
6. トイレ環境が悪い
どうしようもないですがトイレのペーパーやウォシュレットが無い点で尻に負荷がかかります。覚悟しましょう。これが個人的に一番苦労しました

あとはパスポートとクレジットカードさえあればなんとかなります。

留学記

Purdue大学は根岸先生やBrown先生などがいることで知られるインディアナポリスにある大学です。日本の知名度は結構低いです。
そのPurdue大学のMingji Dai研究室という全合成研究やケミカルバイオロジーを専門とする研究室に留学してきました。
この研究室を選んだ理由は、短期留学なので普段と違うこと、全合成をやりたかった。以前、早稲田に講演会に来てくれており面識があった。若手の先生なのでディスカッションの機会が多い。等々です。
詳しい研究については書けないのですが全合成研究、とても楽しかったです。個人的に反応開発は反応の発見時が楽しさのピークだと思っているのですが、全合成研究は先に進めば先に進むほど楽しくなっていく感じが普段と一味違って面白かったです。知ってる教科書反応を実際に色々とやれるのも楽しいですね。人名反応の信頼性の高さ、収率の高さは噂には聞いていたのですが自分でやると感動ものですね。そりゃあ長年使われるなあという感じです。
具体的なことは何も言えないのですが全く違う環境で違う研究をやるというのはとても楽しいですね。これから留学先を選ぶ人は自分と違う分野に行くのも良いと思います。特に短期なら最悪研究で成功できなくても得られるものの方が多く人生の無駄にはならないと思います。

今回僕が留学していたMingji研はコアタイム等は特になく、決まりとしては週一回のゼミ、ミーティングがあるだけでした。夜型の人もいれば朝方の人もいる各々が自分の仕事を淡々とやっている研究室でした。やる人はやるしやらない人はやらないのはどこでも同じですね。先生は基本的に一日一回以上は実験室を歩き回って「今何やってんの」と聞いて回っています。なので質問やディスカッションがとてもやりやすい環境でした。教授室もいつでも歓迎で研究の話に困ったことはありません。学生の方が捕まりにくく教授の方が身近な印象すらあります。
非常に教育に力を入れている先生でゼミやミーティングでは反応機構や類似の反応について色々と教えてくれるのでとても勉強になります。わずか三ヶ月しかいなかった僕にもポスドクで来たかったらいつでも連絡してくれ、違う研究室に行く場合にも相談に乗るよ等色々と気にかけてくれました。帰国する際にもコロナの影響で送別会が中止になってしまったので鎮静化したらパーティーを開くから遊びに来てくれと言ってくれました。Purdueは遊びに行くにはハードルが高いのが難点ですが
Purdueは観光には不向きですが研究するにはもってこいの場だと思います。
色々と不便もありますが日本と比べて色々思うのはどこに行っても同じなので気にしないようにしましょう。

研究以外ではPurdue大Alexander Wei研のポスドクの渡邊雄一郎さんに色々と助けてもらいました。生活環境を整えるための買い物に付き合っていただいたりベットや食器等の生活必需品を恵んでもらっただけでなく色々なお店に連れて行ってもらったりしました。渡邊さんは研究の話も熱くできるし面倒見もよくフットワークが軽い頼れる兄貴みたいな存在です。Mingji研のみんなは飲み会が嫌いだったので渡邊さんに飲みに連れて行ってもらったのが良いストレス発散になりました。
渡邊さんも所属しているINDY-Tomorrowというインディアナ近辺の日本人研究者の集いがあるのでもし留学予定の人がいたら困った時に連絡すると良いかもしれません。異分野交流を目的として年に数回勉強会をしているらしいです。

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一色遼大
D1。英語が苦手。最近近場で一人暮らしをしている。
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