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Jack Wang氏訪問&有機電子移動化学若手の会での講演

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こんにちは太田です。前回ブログの続きで、六月の出来事について書いておきます。

Jack Wang氏訪問

6/12にChemのAssociate scientific editorであるHuaiju “Jack” Wang氏が遊びにきてくれました。実は彼、Knowles研時代の共同研究者。今回は、第10回環太平洋ラジカル化学会議(PSRC-10)参加のための来日でした。約半年前に彼の上司であるVJに講演をしてもらったばかりなので、今回は学生向けに海外での研究生活や就職について話してもらいました。

当日は午前中は、お茶大の矢島先生とディスカッションとのことだったので、早稲田には午後から来てもらいました。せっかくということで、矢島先生にも早稲田に御足労いただき、リーガロイヤルで四人で昼食を楽しみました。

昼食後は121号館に移動し、まずは潤さんとディスカッション。その後は学生達との懇談会。海外での就活や雑誌のEditorという職業を選んだ理由など、ざっくばらんに色々話してくれました。終わった後は潤さんと僕と3人で雑談。すっかり話し込んでしまい、全然研究の話をしていなかったので、急ぎ自分のデスクで研究の話をして夕飯へ。D2の会田を連れて近くの焼き鳥屋に向かいました。Jackとは5年ぶりの再会だったので、彼の近況含め色々な話が聞けて楽しかったです。

というわけで、久々のJackくんとの再会でした。ちなみに彼は英語、中国語、そして日本語もかなりのレベルで使いこなせるトライリンガル。Princetonに留学した当初、ラボのセットアップを滞りなく進められたのは彼のおかげです。今度どこかでJackを見かけたら、ぜひ日本語で話しかけてみてください。

有機電子移動化学若手の会にて講演

先日のブログで書いたように斉藤先生、栄長先生、垣内先生にお声がけ頂き、有機電子移動化学若手の会にて話してきました。本会は学生時代に手伝いを兼ねて参加して以来約10年ぶり。若手の会と討論会が連日開催だったのもあり、6/16討論会初日からお邪魔しました。

討論会は、有機電子移動の名の元に、反応開発から物性評価、新規材料開発に至るまで幅広い研究領域を対象としているのが印象的でした。可視光レドックス触媒ですが、電子移動反応に携わる者として興味深く拝聴しました。勉強のため来年からもぜひ参加しようと思います。今年は目白押しの内容で、山本耕介先生、菅誠治先生の受賞講演、池田浩先生の特別講演に加え、四年ぶりの対面開催ということで、庄野先生、野中先生、西口先生、吉田先生の追悼企画も開催されました。懇親会は初めて会う先生から久しぶりに再会した後輩まで名刺交換の嵐で、色んな方と知り合えてよかったです。おかげで写真をすっかり撮り忘れましたが、ビュッフェは豪華で美味かったです!

若手の会は、淵上先生による有機電子移動の歴史・潮流に関する講演で始まり、次は臼谷先生による企業におけるフロー合成の活用や自身のキャリア形成に関する講演でした。お二方ともに趣の異なる面白いトークで、一聴衆として聞き入ってしまいました。個人的にはもうこの時点で大満足でしたが、一若手アカデミア研究者の立場として話してきました。学部/修士、博士、ポスドク、そして現在と、所属研究室を変える度に全く異なるテーマに携わってきたので、その辺りの研究歴について話しました。誰かの何かの参考になっていれば嬉しいです。6月は研究費申請や、招待論文など大変充実した1ヶ月でした。天然物談話会にも参加してきました。

なお、次回の第48回有機電子移動化学討論会は2024年6月20日~ 大阪公立大学 I-siteなんばにて開催予定とのことです。奮ってご参加ください!

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趣味は唄うこと、バドミントン、ランニング、路地裏巡りなど。守破離の精神をモットーに異分野をつなぎ、ニッチな世界で先駆者を目指す。まだ見ぬ分子・隠された機能・未開の反応形式を夢見ながら、学生たちとより多くの感動の瞬間を分かち合える研究者でありたい。

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