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First Choice集をつくろう

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ご無沙汰しております。新M2の星です。今回は日々の研究に関する話題です。

 

有機化学者はかなりの量の実験をこなしていますが、それでも当然一つ一つの実験は丁寧に進めないといけません。

実験を成功させるには、特に事前の調査は大切ですよね。つまり過去の成功例を参考にするわけです。

ある程度慣れてくれば、簡単な実験なら調べなくてもどんな試薬を使えば良いかわかるようになっていくと思います。

 

ここからは少し専門的な話になりますが、いくら簡単な実験だとしても実際に行うとなると意外と迷うことがあるかと思います。

例えばアルコールのシリル保護などは、大抵の有機化学者は調べなくても使う試薬はわかります。紙の上では簡単な反応です。

しかし初めての時は、溶媒は何だっけ?とか、試薬何当量使うのが普通?とか、手が止まる要因はいくつもあったりしますよね。

しかも反応によっては検索すると色々な反応条件が現れて、逆に戸惑うことも少なくありません。

 

そこで、実際にその反応を行ったことがある人や上級生たちが中心となって、研究室内でのFirst Choice集を作ったらどうかと思いました。

どういったものを目指しているかと言うと、

1. ある変換における、一番”普通の”反応条件を知ることができる。

2. それを読めば実験手順がすぐにわかり、手が止まることはない。

3. 研究室のメンバーなら誰でも自由に編集したり、コメントを追加できる。(掲示板とWikipediaの中間くらいのイメージ)

情報検索ツールとして誰もが使っているScifinderでも、”Less search, More research”というフレーズが使われていますが、まさにこれが目的ですね。

特にその研究室が精通している分野の反応は、他のどの資料よりも便利な資料になるのではないでしょうか。

さらにこの資料のコメントを機に議論が活発化したりなど、色々なことが期待できると思っています。

まだ作り始めたばかりで完成には程遠いですが、みんなが賛同して協力してくれると嬉しいですね。

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星貴之
M2。囲碁や将棋など、頭を使う遊びが好き。

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