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研究・アウトリーチアワード2017発表

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2017年最終日、今年も全力で走り抜けました。

昨年5名ではじめた研究室も現在総勢16名。優れた共同研究者(助教・学生)に恵まれ、楽しい研究生活を送っています。彼らと一体となって過ごせる日々は後何年続くでしょうか。出来る限り喜怒哀楽の瞬間を共有していきたいと思います。

さて、大晦日ということで今年の研究室を振り返りながら、なにか1つのことに長けて研究室を盛り上げた自慢の学生を勝手にここに表彰します。題して「研究・アウトリーチアワード2017@山口研」

研究部門 Research award

研究に関する賞です。全員がんばっていますが、今年はもっとも優れた7賞(新人賞含む)を選定しました。

モスト論文数アワード Number of papers

論文ではなく論文数。すでに賞の名前が崩壊していますが、栄えある受賞は修士1年の一色遼大くんで論文数は2報。名古屋に残している博士課程の学生をいれれば瀧瀬瞭介くん(博士3年)の4報続いて鈴木真くん(博士3年)の3ですが、早稲田山口研究室の成果ということで一色くんが選ばれました。一色君はすでに年明け早々に総説1つ公開、論文投稿準備中が1つということで来年も有力候補の一人です。テーマの当たりハズレがあり、論文数では語れないところはありますが、内容云々はスタッフの責任、プロダクティビティは学生の実力を図る最重要要因です。

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モスト実験数アワード Number of experiments

最も実験数の多かった学生は上記に続いて、修士1年の一色遼大くん。数多くやればいいってもんじゃない、テーマによって実験数は上下することは重々承知でやっぱり実験化学には実験数が重要。1つでも多くやれば新たなドキドキと感動が得られる可能性が広がります(ほとんどは落胆ですが)。修士1年の大北 俊将くんもかなりいい線までいきましたが、一色くんの2冠達成です。

モスト実験数アワード ルーキー部門 Number of experiments (for rookies)

4年生と修士以上では実験数がまるで違うので、ルーキーバージョンもつくりました。かなりのデッドヒート状態でしたが、今日(12月31日)も実験している石飛 耕太くんに授けたいと思います。色々とテーマを変更してきましたが、ようやくみつけた反応が論文を出されてしまい、1月投稿を目指して驀進中です。元々全然実験していなかったので悔しい4年生も多いことでしょう。こんなやつには負けない!という気持ちで他の4年生もがんばってください!

ベストディスカバリーアワード Discovery

研究には思いがけない発見がつきもの。それを体験するとやめられなくなります。スタッフが考えもしなかった発見に対してあたえるこの賞は、修士1年の大北 俊将くんに。僕の「うーんそれはないだろ?まあやってみたら」の言葉にめげず、ある試薬を加えると劇的に反応効率があがりました。これぞ実験の醍醐味を実践してくれた大北くんに感謝。来年は誰が選んでいいか迷うぐらいのディスカバリーを期待します。

モスト口頭発表アワード Numbers of Oral Presentation

口頭発表は結果がでていないとできません。とくにうちの研究室は論文投稿直前か投稿済みでないと発表しないので自ずと少なくなります。最も発表をこなしたのは修士1年の浅子 貴士くんの2件。現在天然物の合成をやっているので、なかなか結果はでてこないですが、年末から春にかけて急きょテーマを追加したので、昨年に続いて馬車馬のように動き始めるそうです。

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モストポスター発表ワード Numbers of Poster Presentation

ポスター発表も研究成果がないとできないのでとっても重要です。今年のポスター発表数一番は一色遼大くんと修士1年の小松田雅晃くん。互いに4件のポスター発表を行いました。小松田くんのテーマは武藤助教のオリジナルなのでぜひともがんばってもらいたいと思います。

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インプレッシブ分子アワード An impressive molecule

分子をあつかう当研究室にとって、いろんな意味で良い分子つくることは最重要課題といっても過言ではありません。かなり悩みましたが、生物時計制御分子に関する研究を行っている齊藤 杏実さんに本賞を与えたいと思います。誘導化の段階で思いがけず見つけたとっても活性の高い分子。構造は「え?それだけ?」というぐらいしか変わってないですが、それで世界が変わるのだから化学は面白い。

アウトリーチ部門 Outreach award

研究以外とくにアウトリーチ活動に優れた結果を残した6つの賞を今年はつくりました。

ベストブログアワード Blog

 当研究室では全員が研究室ウェブサイトでブログを定期的に執筆しています。すでにブログアクセスランキングで紹介していますが、今年最もアクセスが高い記事を執筆した、久田 智也くんに本賞を与えたいと思います。個人的にはキノコの記事がいちばん好きです。

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ベストインスタアワード photogenic

 当研究室ではブログに加えて、インスタグラムでも研究室風景を配信しています。今年もっとも「いいね!」を集めた写真がこちら。

というわけでこれを投稿した小松田雅晃くんにベストインスタアワードを授賞したいと思います。来年はもっと多くの写真を公開していきたいと思います。

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ベストディスカッションアワード Disscussion

今年は6件の講演会を主宰しました。そこで多くのもしくはよい質問をした学生を表彰します。当研究室では学生が沢山質問を行いますので、今回は数ではなく、内容で決めました。和佐雅幸先生講演会にて、和佐先生が日本語で質問してもいいよといったにも関わらず、果敢に英語で質問した星 貴之くんに本賞を与えます。よく考えて研究を行っている星くん。あとは体を強くして、実験数をこなせるようになったら一流です。

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ベスト大食いアワード Food fighter

よく食べ・よく飲み・よく寝て・よく働ける人材を欲しています。というわけで、その一端をになう「よく食べる」を実現している2名、松下 薫さん(総合部門)と齊藤 杏実さん(女性部門)に本賞を与えます。松下さんに至っては学生で勝てるのは大北ぐらいなんじゃないかというぐらい食べます。齋藤さんは女性部門にしなくてもよいぐらい食べます。よく食べれない浅子・石飛あたりの方がブログを書いているんじゃないかという気がしますが、だめなやつほど騒ぐものです苦笑。

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モストタレンテッドアワード Most talented

研究室では研究以外にも様々な行事がありますが、みんなが一緒に楽しめる・ゲストを全力接待するという意味で飲み会は一大行事で1ヶ月に1回はあります。たくさん飲み飲まれて飲みつぶれるのもよいですが、ここでもなにか特徴があると活躍できます。飲み会での(飲み会に限らず)一芸に秀でているのは中山 景斗くん。合唱サークルに所属している彼の「紺碧の空」(早稲田第一応援歌)は飲み会では必ず披露される定番一芸です。久田くんの「世界一速い元素周期表速読」も好きで、僅差でしたが、彼の歌声にモスとタレンテッドアワードを捧げたいと思います。

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モストキティ提供数アワード Kitty

最後は謎の賞です。ワザワザ研究室のページにバナーまでつくった「淺原キティ」で一番ご当地キティを供与した人に与えられます。というか淺原自身じゃねーのかよと内外から声が聞こえてきますが、違います。齊藤 杏実さんです。正確にいえば、あみさんのお母さんや一色くんのお母さんの貢献度が高いです。実は3年生からもかなり協力してもらっています。淺原くんがんばれ。

 

以上勝手に学生を表彰してみました。

日頃から学生には自分のアイデンティティの構築をはかれと言い続けています。研究でなんでもいい、君がいてよかったといえることをもって欲しい。ユニークさは概して人を魅力的にみせる。今回登場できなかった人も来年はぜひがんばってください。

それでは良いお年を!

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山口 潤一郎

教授早稲田大学
趣味はラーメン、マラソン、ダイビング、ウェブサイト運営など。化学の「面白さ」と「可能性」を伝えるために、今後の「可能性」のある学生達に,難解な話でも最後には笑って、「化学って面白いよね!」といえる研究者を目指している。.化学ポータルサイトChem-Station代表兼任。

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