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2022年度 有機系修士論文審査会

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どうもー、上部です!先日、有機系修士論文審査会が開催されました!12月の冬休みから執筆していた修士論文を発表する場ですね。コロナの影響で、一昨年、去年はオンライン開催でしたが、なんと今年は対面での発表となりました。(修論発表を対面で実施した最後の世代が、現在のD3の代というのが驚きです。)自分は、今まで何回か学会発表を経験したことがあるのですが、対面は初めてでした。自分も含めてM2のほとんどが対面発表初ということで、みんな入念に練習を重ねて当日を迎えました。

 

有機系修士論文審査会は、応用化学科と化学・生命化学科の合同で行います。発表10分、質疑5分の計15分です。3年間行った研究の集大成を発表する場なので、みんな結果を持ってて聞き応えがありました。しかし、やはり今年も山口研の発表、研究内容がボロ勝ちしたのではないでしょうか?(←あくまで個人的な意見です笑)。緊張しつつも、みんないい発表、質疑応答ができたと思います!

 

ここからは、少しだけ山口研M2の研究を紹介しようと思います。

自分は、芳香環を壊してスピロ環を作る反応を開発しました。この反応については論文化したので、そちらを参考にしてください。また、この手法を用いて天然物の合成研究にもトライしました。詳しい研究内容は、今度の年会で発表するので、興味ある人はそちらで聞きにきてください!

次は久保くんです。彼の研究は、山口研御用達の官能基位置移動を伴う”ダンス反応”とカップリング反応を組み合わせた新規反応開発です。この反応では、ダンス反応が起こる前に直接カップリングしてしまう副反応を如何に抑えるかが鍵でした。この研究内容も論文化されているので、詳細はそちらをご覧ください。

次は、坂井さんです。当研究室は以前、植物概日時計を操る分子を見いだしました。しかしこの分子がタンパク質にどのように作用しているかいまだにわかっていません。彼女は、どのタンパク質と相互作用しているか調査するために、新しい分子ツールを開発しました。

山口研史上2人目の田中(啓介)くんは、ベンジルクロリドを用いた光反応について発表しました。詳細な反応機構解明をあらゆる方法で行っており、従来想定していた分子とは別の触媒が働いている可能性を見いだしました。彼もまた年会で発表予定なので、詳細が気になる方はぜひそちらで!

山口研究室の塩化アルミこと、中原くんは、アリール基が移動する”アリールダンス”を報告しました。反応条件が非常にシンプルですが、基質の置換基によって、芳香環が右行ったり左行ったりするので、とても面白い反応です。これも論文化されているのでぜひそちらを参考してください!

平尾さんは、光触媒を用いた開環反応について発表しました。この反応は、広範な基質一般性をもち、かつ開環を伴う官能基化も可能ということで、汎用性が高い手法になり得ます。十分な実験結果も出ており、論文化は間違いないので、詳細は論文出たらチェックしてください!

山口研の忍者こと、宮崎くんは、多様性指向型分子を開発しました。途中でボツになりかけたこのテーマを、彼の底力で論文化あと一歩まで来ました。発表内容も申し分なく、彼の手腕の高さが伺えます。こちらも論文化の際はチェックを!

ラボで”もりえもん”の愛称でお馴染み、守屋くんは、ダンス/カップリングの逐次反応について発表しました。久保くんの内容とは、また別種のダンス反応です。最近は機構解明で大変そうですが、なんとか発表までに形にできてよかったです。

全ての研究室の発表が終わったら、、、もちろん飲み会ですね。修論お疲れ飲みです。コロナでここ2、3年は開催できていませんでしたが、今年はついに飲み会することができました(もちろん節度をわきまえて)。祝ってくれた方々ありがとうございます!いつも以上に色々飲めてとても楽しかったです!!!

自分は修士卒なので、そろそろこの研究室生活とも別れを告げます。学部4年から所属して3年、あっという間でした。この研究室で学び通せたことを誇りに思いますし、それらを修論発表でまとめ上げることができたことを心底嬉しく感じます。社会人になっても、化学に対する熱情を忘れずに日々精進していきたいです。

卒業式まであと1ヶ月半くらいですが、最後まで駆け抜けます。

 

それでは、どこか機会があればまた会いましょう〜!!

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研究の合間に、アルバイトをする謎の社畜。後輩に尊敬されることが今年の目標。

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